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嘘と幸せ
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作詞 優凛 |
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『あの人が幸せならばそれでいい』
そう嘘をキミに言った
あの人とは学校も違った
偶然出会った
話していくうちに芽生えた感情
最初は何か分からなくて
話すだけで楽しくて
顔見合わせて笑っただけで嬉しくて
それが
初めて知った恋の瞬間
けれど、会う機会も少なくて
自分は無理だと思いこんでた
ふとしたことで交換した連絡先
またとないチャンス
それから話も弾んでいった
送ってもらったメールは
宝物のようなメッセージ
ある時私は告った
「あなたが好きです」
と
そうして私はあの人と恋人になった
学校は違うし直接話せないけど
メールで話せる
あの人と恋人になってから
ふわふわと夢心地
幸せでたまらなくて
あの人もそうだといいなと思ってた
そんな考えはすぐに無くなった
あの人に突然告げられた別れの言葉
「やらなくてはならないことがあるから
別れてほしい
もしも、終わって心変わりしてなかったらまたよろしく」
”またよろしく”
どういう意味なの?
友達として?また戻れるのかな恋人に
聞けない質問は私の中に降り積もる
苦しくて苦しくて
味わう苦味
ある時聞いた風の噂
いや、訂正
キミから無理やり聞き出したよね
あの人が心変わりしたことを
学校の卒業式の日に同級生に告白したことを
悲しくて落ち込んだことを悟れたくなくて
だから私はキミに言った
『あの人が幸せならばそれでいい』
ごめんね
それは嘘
本当はかなしかった
何であの時聞かなかったんだろう?
同じ学校だったらまだ違う運命だっただろうか?
でも、なんとなく分かってたのかもね
恋人には戻れないんじゃないかって
それでも話を聞いてくれた幼馴染(キミ)
ありがとう
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