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三成矜持(きょうじ)
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作詞 太田 護葉 |
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戦終わりて 関ヶ原の風
避けて山道 たどる我れ
既に兜は 失いし
鎧(よろい)あちこち 折れ矢あり
とにかく遠く より遠くまで
それのみ思う 獣道
落ちてその後 戦う時節
裏切り者の 成敗を
いの一番に 思えども
脚は虚しく 突き折れて
木立の陰に 倒れ込む我れ
刃もわびし 秋の谷
腹が減ったろ 柿でも喰いな
唐丸籠に 押し込みし
柿は身体を 冷やす故
何を今更 終い人
控え三成 武士(もののふ)で在る
命の炎 最期まで
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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