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さいはての海
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作詞 明日 香路(みょうじつ こうじ) |
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夜汽車をいくつも乗りついで
自分ってやつを探そうとした
若い頃のはしかの旅さ
笑ってくれてもかまわない
あの街この街訪ね訪ねて
結局帰ってきたのは
あいも変わらず退屈な
からっ風が吹く生まれ故郷
生きるためだと仕事を探し
酒の味もわかりかけた頃
好きな娘と暮らしはじめて
お決まりのように子供も出来た
あの街この街さすらい続けた
あの日のことは幻なのか
夜更けにふっと胸を横切る
この想い今はただ懐かしいだけ
愛する人たち去ってしまって
哀しみだけで暮らした日もあった
やっと涙が乾いたオイラは
あの日と同じ夜汽車に乗ってた
あの街この街どこへ行っても
時の流れの無情さだけが
老いたこの身に降り積もるだけ
風雪(かぜゆき)にまみれるさいはての海
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