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競争
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作詞 ゆー |
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いつからこんなに
全部が面倒になった
一段とばしで行く君が
眩しくて追いつけない
僕は疑わず
エレベーターを閉じた
何もない箱の中で待つ
行き先ボタンを押して
ただ走りたくて
走り回った遠いあの日
日が暮れるまで
もう少し
帰りたくないと
騒いだ同じ口で
帰りたい
帰りたいと
ぼやく僕らは
どこに帰ればいいんだろう
息をしてること
仕方なく過ぎていくから
楽しいことを探したくて
青白い小窓覗く
重くなる体
あの人の夢の欠片に
悶える声を晒したくて
指先でキーを叩く
さらさらと抜けていく水を
いつまでも流して
こそばゆく濡れていた指は
こんなにも乾いて
ただ話したくて
君を見つめた遠いあの日
日は暮れてまだ
もう少し
帰りたくないと
ただ走りたくて
息切らし進んでみたくて
夜が明けるまで
もう少し
あと少しだけと
あこがれ口にすれば
帰りたい
進みたいと
もがく僕らは
どこに走って行けるだろう
衰えた僕を
行き先で待つ君が笑う
次はせーので
もう一歩
もう一歩だけと
ワクワクをとばしてく
走りたい
届かないと
うずく僕らは
どこに走って行けるだろう
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