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赤い傘
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作詞 ゆー |
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僕一人しかいない部屋は
君の分だけ穴があいて
気配と赤い傘だけ残った
玄関の片隅赤い傘を
忘れたふりして通り過ぎて
今日も君に「いってきます」
あれから何年たった?
物語みたいになって
幻みたいに君が笑うんだ
キラキラとよけいに輝いて
夢になんて出てこないで
あれからどれだけ待った?
埃かぶっても傘が
君を待って僕のこと誘うんだ
くるくるとよけいに揺らめいて
目覚めるのが怖いんだ
雨の日はいつも探してしまう
赤い傘で歩く君を
君の傘はうちにあるのに
君を抱えて少しかがんで
濡れないように二人歩いた
遠い まるで物語みたいだ
あれから君はどうしてる?
今日の冷たい雨に濡れないで
風邪をひきやすい君に傘を
誰かがさしてくれていますように
夢のような物語の中で
あれからどれだけ待った?
諦めたつもりでまだもう少し
君が忘れていった傘が捨てられなくて
くるくるときらきらと愛しくて
夢でなら会えるんだ
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