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憧憬は彼方に
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作詞 allbon |
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まだ沈まぬ太陽
夕方の街は騒音
耳を塞いでは途方に暮れる
待ちわびた夜の声
荒野の先に浮かぶ月
掴めない星
ただ静かに見下ろした
あてもなくいつもの川辺に逃げんこんで
いつまでも建たない橋のがれきに隠れた
向こう岸に叫んだ声は
林の中に消え
声をあげて泣いた。
文句も言えず 溜め込んで
勝手に 心をすり減らし
何もしないくせに人を恨んでは
ただひねくれて行く
恨みも心の一部と知っているから
優しさとか、思いやりだけじゃなくて、ちゃんと嫌なことも言おう。
そのおかげで膨らむは妄想
言えない怒りも脳内で
爆発させる。
殴れなかったあいつに拳をあてて
言えなかった言葉も殴りつける
頭の中ではこんなにも言えるのに
実際の場面ではどもる。
怖気ついて、黙る。
何もせずに中途半端になげる。
おかげて何の結果もださないから。
自分はまだ何も本気でやってないから可能性があると、決めつける。
無駄な自信が膨らむ。
俺がどんなに汚いかわかる。
それでもヤケを起こして引きこもる。
声にださない叫びが体内で木霊して。
心がすり減る。
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