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よだかの星
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作詞 ちずる |
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カーテンが揺れて 夜風に誘われ
窓越しから 空を見上げた
君が話していた 宮沢賢治の
「よだかの星」を 思い出したよ
曇りがちな空に 瞬く星は
赤々と燃えて いるのかな
誰かを見守っているみたいに 輝いている
1つの星を ずっと眺めていた
涼やかな風は 友達のように傍に来て
君がいたころを 描き出してくれる
時計を気にして 暮していること
当たり前に なりかけていた
君から貰った 宮沢賢治の
文庫本を 読み始めたよ
狭い日常から 童話の世界
緩やかに流れる ひととき
君も こんな風に 感じていたのかな
文字を伝って 君が見えてきた
穏やかな風は 君に似ている匂いで
穴が開いた心 少し塞いでる
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