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宴歌
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作詞 ゴミ捨て場の猿 |
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あれこれ理由つけて
止められなかった積み上げる手
やがて現れたのは味気ない砂の城
僕ら日々を遊泳 黒い泥沼掻き続ける手
やがて掲げあげた腕 空虚だけが鳴いていた
こんなことを こんな僕を
いつまでどこまで行ったって
一体どこに蜜があるの?
あぁ 歌い出せ 誰のものでもない四肢を提げ
さぁ 暴れ出せ 奏でる気もない音を投げ捨て
ララ 照らし出せ 歌えなかった歌をここで
いま いま いま
始まりの宴
駄々こね 我貶めて
萎れ続けてた紅い花へ
水を汲んできたのは他ならぬ僕の心
僕とふたり、峠 強い拍動打ち鳴らす胸
やがて上り詰める場所で 夢想だけが照っていた
あんなことも こんなことも
いつまで過去を悔やんだって
もはやそれに息はないの
なら 歌い出せ 影を退けた心臓を乗せ
ほら 暴き出せ いつか首絞めた夢を掘り出せ
らら 今に酔え 出会い続けた過去と此処で
いま いま いま
お別れの宴
いま、いま、いま、いま、
始まりの宴
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