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生と死生けるもの
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作詞 ゴミ捨て場の猿 |
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つい昨日まで僕らとおんなじ教室で暮らしていたあなたは
教鞭をとる偉人たちに嫌気がさして過去へ潜った
そのままあなたは置き去りで
まるで乗り遅れたときの様
そんな冷たいその笑顔が
石のような過去に映っている
その中にいるあなたはもしかして
飛び降りる前ビルの屋上で
見下ろしたあの静かな黒さに
平穏の二文字を見ていた?
だとしたらあなたは浅すぎたなぁ
その場所にもう朝はこないや
って気づくことさえもできずにさぁ
表情さえ固められたままフィルムの中
ああ ああ ーーーー
その顔が動いてた頃は
あなたを確かに思えていたんだ
似たようなものを取り入れて
似たようなものを吐き出して
だからこそまだあのバスでは
あなたが隣に見えていたんだ
まだ僕の隣にいるなら
あの頃のように泣いてから笑顔
を見せてよ
笑うなよ そんな笑うなよ
あなたがいなくなった世界
あんまり変わりはない僕ら
僕一人が泣いてみたって
トンネルに吸い込まれるだけ
当たり前なのさ僕らはさ
ただただひたすら今だけさ
過去とは遠い海の中で
僕らはひたすら土を踏む
流動体は形を変え
いとも簡単に形を変え
あなたは木々よりも強固な
硬い銅像となって落ちた
泣き笑い死を思うことも
今を生きるための栄養剤さ
あなたは誤って使った
見えてないものを見ていただけ
だからこそそうこのビルから
睨んだ道路に見えているんだ
まだ僕の隣にいること
あなたがあの日生きようとしてたこと
笑うなよ そんな笑うなよ
生きることは死ぬことと
そんなには変わらない
何故ならば僕たちは
本当のそれを知らないから
生の上に死を成り立たせるから
笑うなよ そんな笑うなよ
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