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天気予報女子
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作詞 SHION |
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天気予報なんて。本当は誰でもできる。
私は分かってるんだ。機械が弾き出した
数値を。読んでいるだけと、伝えているだけと、そう気付いているんだ
需要がある時間は決まって出勤前の
朝7時。私はそれに間に合うように
夜明け前の午前0時に目を覚ます
私は繰り返すだけ
この生活を繰り返すだけ
時間には正確でいなくては
そう思い買った高級時計
フランス製のそれは
ゼンマイ式だから日々ズレてしまう
そのズレを可笑しいと笑う私
時計はズレを許されても
自分は許されないから可笑しいんだって
そう思うと涙が出る。
またあの生活が始まるんだって
そう思いながら店を出る
私は繰り返すだけ
この生活を繰り返すだけ
今日も皆はテレビを観る。
朝7時のテレビを観る。
その目の先にあるのは天気図と私
お茶の間の目先は私に向いてる
そう思っただけで少し誇らしいと思う
そう天気予報なんて。誰にも出来ると
思ったけれど。伝えるのは私じゃないと
ダメなんだ。そう思いながら
紙の文字を読む
私は繰り返すだけ
この生活を繰り返すだけ
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