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バターナイフ
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| 作詞 山田拓実 |
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ナイフと名乗ってる癖して 物を切るのに使われない
スプーンみたいに水もすくえない 砂糖の分量計れない
フォークみたいに君の口元に 美味しい物も運べないし
ましてやお箸のように 君の心だって上手くは掴めない
それでもこうして誰かが発明してくれたんだから
もう少しチヤホヤしてくれたっていいじゃないかと 僕は信じてる
何にもできなさそうな顔してる 私の名前はバターナイフ
私を作った偉い人 どうか生きてく意味を与えてくれ
何にもできないわけじゃない そうさ私の名前はバターナイフ
私を作った偉い人 どうか私に意味を与えたまえ
ナイフと名乗ってる割には バターもジャムでもお手の物
トースト 丸パン 何でも来い 美味しく味付けしてやるぜ
ほら見ろこうして誰かが発明してくれたんだから
僕にも僕なりの役に立ち方があるんだってこと 叫びたい
何にもできなさそうだけど ノンノン！ 私の名前はバターナイフ
私がいないと案外困ると 皆そろそろ気付いたかな？
私にもできることがある そうさ私の名前はバターナイフ
私を作った偉い人に言うよ 作ってくれてありがとう
お金もない 地位もない 技術もない 面白くない
おまけに高価な指輪も 用意できないときたもんだ
こんな僕でも良ければ どうかそばにいさせて
君の毎日をきっと美味しく彩ってみせるから
何にもできないことはない そうさ私の名前はバターナイフ
色とりどりのジャムたちを目の前に 迷う君を見つめてると
今までの悩み吹っ飛んじゃったよ そうさ我こそがバターナイフ
ナイフでもなくてスプーンでもない フォークでもなくて箸でもない
そう 私は私なりのやり方で 君の幸せに寄り添うよ
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