|
|
|
夢のからくり(ある女の本心)
|
作詞 すずの |
|
昔々 恋をして 結ばれた2人の
末永き幸せは 今 どこへ
人生の幕開け 波乱の運命
真面目に暮らし続けていけば
笑顔ばかりじゃいられない
繰り返す困難 家族の一大事
ダメなところも 情けないところも
散々見てきたし
裏切りに 傷つき 見損なっても
お互い様 全部 忘れる事が
秘訣と思って 暮らしてきた
忘れよう 忘れたい 忘れなきゃ
焦る女は呪文のように
鏡に向かって問いかける
これでいいの
このままでいい
自慢話ばかりだね 人を見下して
自信満々だね ついていけないわ
大好きだね自分が 羨ましい
優しいふりして バレてるよ
そんなところ 鼻につく 今日この頃
サラッと嘘を重ねて 謝らない
もう 騙されないわ
悩み事などないからかしら
黒々した髪フサフサね
ズルっと ハゲてしまえばいいのに
諦めよう 諦めなさい 諦めなきゃ
冷めた女は お経のように
心に向かって説得する
これは修行
続けなさいよ
そんな自分は こっそり 仕返す卑怯者
恨みつらみ 何一つ忘れない
柔軟剤は自分にしか入れてない
あなたの洗濯物なんて
臭くなってしまえばいいと思っている
アイロンは放棄 裏返ったシャツ
もう 直すの 辞めた
腹癒せに 内緒で エステに通って
お金を沢山使っても
ちっとも 気持ちは 晴れやしない
忘れてる 忘れてた 忘れ物を
気づいた女に 涙が溢れる
我が身の 愚かさに 痛さに
失った時間
過ぎた日の夢
昔々 恋をして末永く幸せに
なるはずの2人 夢のからくりは
今 忍の一文字につき
心に刀 忍ばせている
|
|
|