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公衆電話
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作詞 李新 |
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君の家の電話番号 いつまでも僕の胸の中にある
公衆からかけたあの日々が いつまでも忘れられないように
君は秋が好きだと言ったね
いろいろなものが実る秋 君への思いが実る秋
一人でつらい長い夜も 二人で話す時間があれば
どれだけ長くても平気だった
透明の折り戸を開くたび 心はいつも緊張した
緑の受話器を取るたびに まだかまだかと焦っていた
そんな些細なことさえも 今でも記憶に刻まれている
君の家の電話番号 いつまでも僕の胸の中にある
公衆からかけたあの日々が いつまでも忘れられないように
今はもうない十桁の 君の家の電話番号
二人で過ごしたあの日々の 思い出開くパスワード
君はいつでも「またね」といったね
帰りの列車で別れる時も 受話器を電話に置くときも
別れの季節が怖いから 僕らは「さよなら」言えなかった
いつかは来るとわかっていても
電話をいつもかけるたび ボタンを押す手が震えていた
聞きなれたはずのコールさえ いつも僕の心を揺さぶった
「いつも通り」の幸せを 失うことが怖かったから
君の家の電話番号 いつまでも僕の胸の中にある
公衆からかけたあの日々が いつまでも忘れられないように
「今すぐ会いたい」君の声 聞くたびすぐに駆け出して
十円玉を忘れるような あの日の恋が懐かしい
財布のポケット見るたびに 十円玉がないのに気づく
便利なものが増えるたび なくしたものが恋しくなる
秋の夜長を一人で過ごす 虚しさ心に響くように
君の家の電話番号 いつまでも僕の胸の中にある
公衆からかけたあの日々が いつまでも忘れられないように
受話器を握る君の手が いつも震えていたように
受話器を握る僕の手が 震えているのを知ってるだろうか
受話器からする僕の声 震えているのを知ってるだろうか
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