|
|
|
君の花
|
作詞 ハリ |
|
いつの間にか
蝉の声が落ちて
それを被った秋桜が咲いていた
昨日見た景色も今日の景色も
同じように見えるのに
しっかりと季節は変わっているのね
ねぇ私たちは大丈夫だよね
この先も黄昏時の空の向こうにカラスが見えて
消えていく夕陽を眺めながら
同じように笑ってるよね
枯れていく風と
薄く焦げた草木の音色が
時々私の心を急かして不安にさせる
だからねぇ君
ちゃんと手を離さないで
だからねぇ君
桜が綺麗なのは散るから何て言わないで
あと少し あと少しでいいから
もう少し一緒にいようよ
いつも2人で座る公園のベンチに
小さな落ち葉が増えていく
君がそれをいつも取ってくれること
本当はすごく嬉しいんだ
ねぇ私たちはきっと大丈夫だよ
君の瞳の形は月に似ているもの
澄んだ空に浮かんだ飛行機雲を
同じ場所で消していけるよ
枯れていく風と
薄く焦げた草木の音色が
時々私の心を急かして不安にさせる
だからねぇ君
ちゃんと抱きしめてね
だからねぇ君
解けないで
熱を忘れないで
もう少し早く もう少しでいいから
秋桜よ
早く枯れてよ
|
|
|