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ヘボ
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作詞 僕 |
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新しくした髪型を掬うように抓んで
「失敗した」って
鏡に言ってるようで 僕に言っていて
「そうかな」って
そうでもない って
この街で何回目かの冬を感じて
「寒くなった」って
12月に言ってるようで 僕に言っていて
「たしかに」って
片手出して って
誰かを待つために生まれて
使命どおり誰かを待ってたら
君がいたけど
僕は気がついて 堪らなくなって
君をいつもそれなりに思っていたけど
いざそのときになって
何も言えなくて
いつもそうで
そうだった
運が良かったからか 運命だからか付き合えて
ちゃんとした関係になれて
待っていてよかった って
鍵をかけずにドアを閉めて
僕の目の前ででかい音が鳴ったら
涙は出たけど
僕はただ立ち尽くして 無言なままで
君の階段降りる音だけ聞いていたけど
いざそのときになって
肝心なところで
いつもそうで
今もだった
街のあのバカは
懲りずに恋をしていて
僕はどっか憧れていて
いつも何でも
言葉で伝えていて
耳障りなくらいの幸せ
自覚できていて
僕はどうだった?
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