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追放された悪魔
作詞 此ノ世さん
真っ赤に輝く林檎を一齧りして
甘い味を味合う 誰にも話せないけれど
僕は唆した蛇なんだ 悪戯をすれば
構ってもらえると幼い僕は考えていた

尊い人は 怒って僕を地上へと降ろしたんだ
悲しくて泣きじゃくって涙を流してさ
情けない話だけど強がっていただけなんだ
何かわやすれば見てくれるなんて

簡単な考えで動いてさ
自業自得だと言われるかもしれない
無知な程に愚かかもしれない
だけど 僕だって子供だ甘えたい時もある

間違った方向でやったかもしれないけど
怒らないでよ 気付かない振りをしたのが
悪いんだから どっちもどっちだよなって
今でも思うんだ

破れた片方の羽を撫でながら
天を見る 遠くなってしまった空は
ただ 太陽を見せるだけで寂しくなるんだ
いつか迎えに来ると思ってたけど

いつまでたっても来ないんだ
子供のままの僕は悪魔なんだ
愛が欲しくてたまらなくて
唆しただけなんだ これが罰なのかな

誰も僕が見えない
だけど あの子は僕が見えるんだ
何年もあの子の元へと寂しさを
紛らわす為に通ってさ 意外と楽しかったよ

でも 君は僕の事が見えなくなってしまって
僕はあの子の質問に答えないで
はにかんで笑う 君の病室から飛び降りて
僕という存在をあの子から消したんだ

何年も待ってたとしても意味がないと
言われた気がした 何かが無くなるまで
僕はここで一人で生きなくちゃいけないと
気付いたんだ これが罰だと知ったよ

あの子が見えなくても 僕が側にいる
期限付きだけれど側にいる事は
変わりないんだ

ずっと生きて見守って行くよ
これが僕の償いだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 追放された悪魔
公開日 2016/10/17
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 人間をそそのかした蛇をテーマに書きました。
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