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砂丘
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作詞 ろいろい |
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たった一口の水を汲んだ如雨露
奪い合って陽が暮れる
此処では澄んだ星が見えるのが
唯一の救いだ
顔を覆って風に笑みをかき消されぬように
ついでに嘘も隠せるように
誰も知らない話
昔々 少女が植えた小さな花を
誰もかれもが踏み潰して 少女を蔑んだ
お前なんて消えちまえ その言葉の呪いに
縛られた世界に朝がやってくる
さあ今日も終わらない戦争だ
砂丘に旗を立てる
僕らは弱虫じゃない 僕らはただ生きたいだけ
君がずっとここで笑えたならいいのに
奇跡なんて起きないなんて言わないでくれ
たった一握りの愛を詰めた鞄
貶し合って旗が燃える
此処はうんざりするほど広いが
隠れる場所がない
昔々 人々が植えた大きな木を
いつしかみんな口を揃え 邪魔だと嫌った
お前が言い出さなけりゃと 罪をなすりつけ合い
それら全て僕らに押し付けられた
さあ今日も終わらない戦争だ
燃えた旗を抱く
僕らは悪くなんてない 僕らは自由でいたいだけ
君がずっとここで歌えたならいいのに
奇跡なんて信じないなんて言わないでくれ
砂埃に君の笑顔が消える 手を伸ばして探る
こんな運命望んではいなかった
奪い合って陽が暮れる 貶し合って旗が燃える
君がもう悲しまないように
さあ今日も終わらない戦争だ
砂丘に光差す
僕らは弱虫じゃない 僕らは笑っていたいだけ
君がこんな世界を望んでいないなら
奇跡なんて信じないなんて言うのは仕方ないな
さあ今日も終わらない戦争だ
砂丘に旗を立てる
僕らは特別じゃない 僕らはただの人間だ
君よ 最後くらいは笑っておくれよ
じゃなければ君と死ぬことさえできないから
どうせ死ぬのらばお互い様と
ナイフを突きつけ合った
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