|
|
|
退廃メランコリー症候群
|
作詞 ろいろい |
|
埃塗れの床に這い蹲って「愛」を瞑想中
歪なブリキの行進に右手上げて
退廃に暮れたオンラインシティで売女は歌った
安物ならいらないと
欲望は笑い転げる お前には救えるはずがないと
弱虫は傍観してろ つまり不幸は蜜の味
道徳さえも言い換えれば駆け引きだ 命の取り合いだ
難しく考えなくていい
お前の努力は無駄だ
そんな顔しないで 「見捨てないで」
喚かないで ねえ、「無視しないで」
僕にはできない 「じゃあ誰が助けてくれるの?」
「手を貸して」 できるなんて言わないで
「助けて」 ほっといてくれ
僕はヒーローじゃない
針が止まった古時計で 思い出を燃やす
瘡蓋を撫でて 自分嫌いになった
本能に従ってなにが悪いというんだ 期待するなよ
ねえ 分かってる筈でしょう
お前は弱虫なんだよ
「そんな決めつけないで」 できないんだって
「側にいて」 ああ、もう黙って
「貴方しかいない」じゃあ僕に死ねと言うのかよ
煩いな 「耳を塞がないで」
なぜ僕なんだ 「時間がないよ」
「奇跡なんてものはない」
「そんなこと言わないで 早く助けて
死にたくないから手を掴んで
貴方しかいないの 貴方しか見てくれなかったの」
道徳なんてこの世界にはない
そんなに言うなら
命失くしても 無理やりでも助け出すよ
僕らは弱くない
|
|
|