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ハレルヤ
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作詞 ろいろい |
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人伝いに聞いた話では僕は祝福され生まれたらしくて
ふざけんじゃねえって不貞寝した
こんな世に祝福されたくなかった
かと言って今日までろくに死ねずに生きてるから
余計腹立たしくなるもんだな 死ねないのは何故だろう
好きなあの娘はどうやらいじめに遭ってるらしくて
どんな定義を立てたなら
普通と異常ができるのだ
あの娘は弱くなればなるほど酷い扱い受けた
何も悪くない奴を虐めるな
だから僕も飛び火食らうのも面倒だ
彼女を虐めた女は家に帰るなり独りぼっち
コンビニ弁当が机にあったから見るなりすぐ捨てた
半年後彼女は腹に子を身籠り
罪悪感に駆られ子の父は自殺した 16歳
愛がなんだって言うんだ 希望がなんだって言うんだ
僕らのことを認めてからにしてくれ
愛の色を見せてくれよ 悲しき戦士どもの
明日に願いをかけて 震えた声で唱えた
「ハレルヤ」
躁鬱気味の少女は陰気舞う部屋で爪を噛む
パパもママのことも好きになれず嫌いな自分を守る
ママが部屋のドアを開けるなり少女は夜街へ失踪
言葉をなくし崩れ落ちる母の視界にモルヒネ
そんな母はいつも生活に踠き喘ぎ
株への投資で狭い部屋から光へ旅する
全てがなくなってしまったら優しいあの人の
うんざりする顔を恐れて首を括る予定
愛がどうだって言うんだ 希望がどうだって言うんだ
全ての人が報われずとも輝く世界
愛の色を見せてくれよ 痛々しき戦士どもの
昨日に打ち勝つ力を 求め必死に唱える
「ハレルヤ」
救われる者 救われない者
救う者 救わない者 正義も悪となるなら
悪も正義になるはずだ
教えてよ 僕らが生きなきゃならない意味を
いつまで待てばいいんですか?
逆転劇の歓びを
愛なんてどうでもいいよ 希望なんてどうでもいいよ
どうにか僕らはまず自分に認めてもらうから
愛の色なんてもの 僕らが彩ってみせるさ
最悪な世界もこれでだいぶマシだろう
貴方がこんな日々を 足掻きながらも生きるように
生きているんだ僕は 貴方を守るために
愛なんてさよならさ 無くたって生きてくれよ
貴方が生きたなら 溢れるほど愛してあげるから
僕を愛してくれよ
今日も僕らは歌う
「ハレルヤ」
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