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ジュブナイル
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作詞 ろいろい |
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冷たい床に寝そべって
弾きかけのギターさえも捨てて
割れたピックに涙が浮かんで
血の滲む唇舐めて
「痛え」って呟いた声が低くて
その後の沈黙が重くて
冷蔵庫の音だけが響いてる
詩を書いても「ごめんなさい」と
謝ってばかりで
なにに対しての気持ちかわからないけど
取っ払って意識してばかりの詩にすると
言い訳とありきたりな言葉が羅列した
幼い頃の泣き虫だった僕を思い出す
こんなところ見ていたら
あの頃の僕はきっと言う
「僕のせいだ 僕が今、間違った道にいるから
自己満足 思い上がり 勘違いも甚だしいね。
僕がちゃんと真面目に正直に生きていたら
取り敢えずママに謝りに行かないと」
安心しろ お前のせいじゃねえよ
ぼろぼろな毛布被って
ちらつく電気を消して眠る
眠る筈が月が綺麗だから
目覚めて暫く眺める
「大丈夫」とあの頃の僕に囁く
重たい沈黙の中笑う
「綺麗な月を見れてるから大丈夫」
泣き虫なのはあの頃から今も変わらないよ
こんな弱さ見ていたら
あの頃の僕はきっと微笑む
「やっぱり僕だ。僕のまま、大人になっていくんだね。
自己満足 思い上がり 勘違いも変わらないんだね。
僕がちゃんと真面目に正直に生きていたら
僕は多分僕じゃなくなっていたんだね」
あの頃から言葉も覚え、善も悪も解り、
上手な嘘も残酷な真実も見てきた
歌う歌も変わってきた
昔の理想とは離れたが
あの頃の僕よ お前に聞かせたい
きっと気に入ってくれるだろう
「僕らの道 がたがただ。でも間違いなんて言うな。
自己満足か 思い上がりか 未来の僕が決めることだ。
僕はどうせ完璧じゃねえよ。わかってるだろう。
取り敢えず全て無駄ではなかったよ」
安心しろ お前のせいじゃねえよ
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