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アリガトウノ破片
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作詞 AKIGAS |
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【この詩をタイムマシンで少年時代の私に捧ぐ】
決して打破を許さない今のこの現状で殺したいと思う人間は当然2人か3人はいます
そういう耽溺な己に我を忘れ生温い身を浸していても
怖くないです
死後の世界も貴方の心臓がぴくぴくと脈打つ
そのテンポに限りなく近く寄り添って人は死んでゆくのだから
涙腺の扉を後何度後何度ノックして壊したら本当の涙は頬を伝うのでしょうか?
果してその涙は偽りなく塩っぱいのでしょうか?
もしももしも最愛の人を殺さないといけない制裁を受けたとしたら
自殺という名の贖罪で再び制裁を天国で受ける事になるでしょう
そんな未曾有のような懲らしめの挙げ句
その行為にすら偶像化を計り
天秤ばかりにかけるような恒久平和の重みを知るのです
殺伐とした明日でも「どんな事が起こるんだろう?」って想うと
イチローの守備率と同じぐらいに心体は萎えるけれども
天上天下唯我三沢光晴のエルボーに頬は赤く染まり変色するでしょう
太陽系第三惑星であるこの地球がブラックホールに呑み込まれようが
極限状態まで温暖化が進もうが
時は止まる事を知らないふりしながら秒針は孤独に小刻みに全身震わせながら
永遠のマスターベーションを繰り返します
そんな時にこそ動物的野生本能の捌け口に処女膜の鮮血よりももっともっともっと真っ赤で深紅な愚かの骨頂を思い知るのです
アダムとイブが誕生した時からたった一つの真実などは存在理由を亡くして・・・
それでもどんな場所で生きようが駄目ではない
心は闇じゃなく光に片想いしていても
悲しみの息の根を止めない限り失望の腫瘍は増すのです
哀しみの息の根を止めない限り絶望の悪性腫瘍はさらに増すのです
それでもずっと貴方の面影を抱き締める
なんでもないような毎日と恋い焦す暮らしと
愛おしく輝く貴方の微笑みに堪らなくくちづけをプレゼントしたくなります
心を守るコンドームやブックカバーのような本当の優しさに包まれていたい
繰り返されては巡り逢う生命体とこの確かな体温
私は生きている
そして果しなき川の流れのような幸せすら感じます
形而上の愛や究極のエンディングを花束に変えて
この詩を後世に残る旋律に載せて
そいつを生け贄に
私はアリガトウになって貴方の瞳に玉響の如く飛び込んだ
ほらごらん
「アリガトウノ破片」が貴方の笑い涙になってそこいら中にいっぱいいっぱい落ちてるよ
私はそれに触れようとしている
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