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ナイフ
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作詞 sayu* |
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泳ぎ疲れた日々に
ふやけた指先だけが応えてくれる
投げかけた疑問符は幾度となく底へ消えた
短い夜に伸ばした左手は 嫌に光るようで
どうすることもできない思考を巡らせる輪となる
土星の輪っかみたいに、
ちりの集まりだったとしても、それでも
目を開けて、一面の青
沈んでいく今、浮かんでいく今
揺れる波間を抜けて きらめく飛沫が破ける
聞こえない声すら こだまする胸の奥を
ただ、止める術を探すための明日
否、止められない明日
淀み濁ったレンズに
世界を彩る全てが応えてくれる
軋んだ歯車から絶え絶えに終わりが聞こえる
途切れた君への想いは 嫌に光るようで
いつだってなんとなく何処かで、うずくまる輪となる
土星の輪っかみたいに
ちりの集まりだったとしても、それでも
目を閉じて、一面の黒
止まっていく今、動き出す今
広がる波間を越えて きらめく飛沫が弾ける
見えない君ですら 映り込む胸の奥を
ただ、止める術を探すための明日
否、止められない明日
刺し入れて 溢れる今
それでも、きらめく君の欠片が僕を形作るから
目を開けて、一面の青
沈んでいく今、浮かんでいく今
揺れる波間のすき間、きらめく飛沫が呼び込む
見えない君だけが 映し出す胸の内を
ただ、止める術を探すための明日
否、止められない明日
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