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春涙
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作詞 ひなたぼっこ |
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ただ流れるままに
流されるままに
生まれた新たな命を
人は「奇跡」とよんだ
終わりの見えない
永久的地獄
伸ばした手は何も掴めずに
迷子になって堕ちた
踏み出せば前に進めるように
声を出せば聞こえるはずなのに
ねぇ何でだろう?
どうしてだろう?
─誰もいない
このまま消えてしまえば
この苦しみも明日への不安も
全部きれいになくなって
なかったことになって
今、僕がいる
ゆらゆら揺れる
不安定な世界で
どれほど笑えていただろう
─泣いてばかりだった
ただ押されるままに
押されていくままに
時を背負うその命を
人は「成長」とよんだ
最初には戻れない
慢性的苦痛
伸ばした手は何も掴めずに
空を掻いて諦めた
目を閉じれば見えなくなるように
笑えば痛みは消えるはずなのに
ねぇ何でだろう?
どうしてだろう?
─ずっと痛い
このまま消えてしまえば
この涙も過去の後悔も
全部きれいになくなって
なかったことになれ
あぁ、僕がいる
ゆらゆら歪む
曖昧な世界で
どれだけ信じてきただろう
─いつも嘘ついてた
鏡を眺めた
うまく笑えなくて
困らせてばかりで
ほんの少しの優しさにもすがってしまいそう
空を見上げた
願いは届かない
涙を流してばかりだ
戻れない、けど
また笑いたい
このまま消えてしまえば
この気持ちも心の重さも
全部きれいになくなるだろう
なかったことになるだろう
まだ、僕はいる
ゆらゆら廻る
終わらない世界で
何のため、笑っていたいんだろう
─あなたの笑顔のため
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