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on the first
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作詞 wonder |
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それはよく聞く「希望」とやらで
それはよく見える「道標」で
神に似た「理想」とやらを
隠しておく場所で
僕らが失くした大多数を
映しては漂う
宛てもなく歩き疲れて
「僕らはきっとここまで」なんてさ
地平線はまだ近づかない
誰も視たこともない世界(あす)を
誰も未だ生きることもないまま
曖昧に打ちのめされて
僕も君も祈りに負けた
何も居ないこの現状に
触ることさえ諦める
その両手は「明日」も「希望」も抱えうるのに
鳴いて伏せるなら
もう幻想に任せ只、宇宙を舞って
声にならぬなら
只、喧騒のなか自由に行け
彼の居ない世界であの子は
ただ悲しみに歌を付ける
今一人で泣いている彼は
旗の元で過去を編んだ
もう一人に怯えない
誰も又、彼も又
生きてもう一度「空」を仰ぐ
世界に「もう振り返らない」と
吐き捨てた弱いまま
全ての灰色を連れ去って
また青くなって淡くなってく
「足りないから」とまた色を塗って
他の誰かには見えぬ色に
染まってゆくまた
記憶を仰いで
行け
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