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幻
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作詞 シュシュ |
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あまりの熱に遠ざかる
天井が世界を閉じ込めた
夏前 午後の帰り道
星の唄 遠くに響かせて
強い光は
黒と混ざって永遠になって
宇宙へは還れないと
悲しみに矢を刺す
街の音 足でなぞる確かな過去
何を落としてきたんだろう
涙が出るから悲しい
どうして 月が見えるの
その冷たさの 煙の中
手に取れる希望は儚いよ
空の居場所は
薄く白く 偽物になって
地球を見失ったと
悲しみの矢を消す
街の隅 指でなぞるいつかの場所
何が奪い去っていったの
笑顔になれずに悲しい
いつでも 傍にいたのに
優しさはいつも消えやすくて
戻すことができない
簡単なことだろうに
誰も知らないの
街の音 足でなぞる確かな過去
何を失くしていたんだろう
涙が出るほど悲しい
どうして 月が見えたの
あまりの痛み 遠ざかる
呼吸が世界に舞い戻る
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