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花占い
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作詞 かにll |
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帰り道 石ころと欲望を転がす
側溝の狭い溝に入るまで 変わらぬままで
今もその癖は身についてしまった
ひたむきな笑顔を君は繰り返して
僕は照れくさくなって ちょっかいを出した
「嫌われるかも」って思わないんだ このころは
ランドセルと陽だまりを背おって 帰った日には
あのころの純粋な思い出が咲いている
それを一つ手に取って 花びらを一枚ずつ
丁寧にはがして占ってみる 夢の中で
こっそりと 君が僕にくれたお菓子
これがなんの意味なのかわかんないけど
家に着くまで手汗の中で湿る
明らかに 君は僕のことを好きだね
どうして言ってくれないのだろう
だって僕も好きだから
あのとき、そよ風に誓った「好き」「嫌い」
僕は自分の気持ちを花に頼ってしまった
意気地なしで 不器用すぎるが故の
これが僕らしい手段だった
いつまでもこうしていられたらいいのに
ランドセルと陽だまりを背おって 帰った日には
あのころの純粋な思い出が咲いている
それを一つ手に取って 花びらを一枚ずつ
丁寧にはがして占ってみる 夢の中で
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