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天窓につらら
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作詞 えだらく |
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昨日天井の窓に描かれた僕の妄想は
君のため息で飛ばされた
それを何かで塗りつぶそうとしたけれど
湿ってしまって描けない
凍えた部屋の窓が結露して泣いたのは
君の息が温かいから
いずれその水滴が凍りついて固まって
僕を襲ってくるのだろう
重ね合う吐息にも
重ね合う体にも
いつか限界がくるのだろう
称え合う言葉にも
美化し合う未来にも
真実なんて組み込まれていない
いつの間にか部屋に飾られた大きな砂時計
逆さにするのはいつだっけ
まぁいいじゃないそんな動くためのもの
動いてなくたって
優しく触れようとしても崩れそうなほど
微妙なバランスを保っている
優しく触れようとしたら震えてしまうほど
僕たちは不器用なんだ
重ね合う月日にも
重ね合う記憶にも
いつか限界が来るのだろう
けなし合う言葉にも
殴り合うこぶしにも
真実なんて組み込まれていない
天窓につらら
いつか僕らの心臓を貫くまで
僕は君とこの部屋で過ごしたい
称え合う言葉にも
美化し合う未来にも
いつか限界が来るのだろう
けなし合う言葉にも
殴り合うこぶしにも
いつか限界が来るのだろう
重ね合ったその中の
小さな欠片の中にしか
真実なんて組み込まれていない
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