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冬日和だったなら
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作詞 三夏川 |
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唇から漏れた白い息に
もう冬が来たのかと気づく
公園の並木も赤くなって
ひたすらに道も染める
一歩歩く度に枯れ葉が潰れて
足音 聞こえるのは僕のだけ
手を伸ばしても右手は冷えるだけ
終わった気持ちのままで構わないから
隣にいなくても構わないから
お願いだ 笑ってくれないか
僕にでなくていい 他の誰かでいい
駆け寄った君の左手が冷えませんように
澄み渡る群青 冬の空気に
2人笑った星座を探す
1人だけではどれもつたない
光にしか見えないのに
あの時とは違うマグカップから
毛布さえ かけてもらえない背中
から「そろそろ忘れろよ」と聞こえる
ずっと止まらない時計 消えない灯り
この景色が胸を切なくするんだ
お願いだ いなくなってくれないか
この頭の中から 残した思い出ごと
寒空の下だから涙が止まらないんだ
空が明るくなっていく
星が薄く消えていく
少し眠って目が覚めて
この空がいい冬日和だったなら
少しずつでいい 笑ってみよう
君にさよならを告げるために
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