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Never Ending Story
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作詞 PaNo |
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八月の東京は雨 鳩は雨宿り
君と二人 傘を差した
頬を滴る雫はきっと雨のせいだろう
身体は暖かいけど 世界は冷たい
君と過ごした月日はすべて
あの日のために溜めていた思い出
他愛ない話でも笑えるくらい
君のことが好きになった
それから君も僕の手を繋ぎ
これからもずっと一緒に、と呟いた
いつからか世界は見えなくなって
空は泣き続け傘は差したまま
戻せない過去のせいで未来は臆病になって
二人はまだ立ち竦む
まるで僕達を蔑むオルゴールの音
この世界に対するアンチテーゼを鳴らす
それを掻き消す程の雨の音
優しい諍いだなって笑ってしまう
これで良かったはずだったのにな
「もういいよ」って君は笑みを零す
二人は傘を窄めて抱き合う
誰もいない交差点で僕達は走る
ずっと ずっと
いつからか世界は見えなくなって
空は泣き続け傘は差したまま
戻せない過去のせいで未来は遂に失せて
二人は笑いながら黒い雨と遊ぶよ
これが本当の『平和』だと信じて
九月の東京は晴れ もう傘などいらぬ天気
つかえがとれた様に 二人は眠る
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