|
|
|
ブルースマン
|
作詞 マギー農場 |
|
いきつけのバーで いつもの風景
軽い冗談をあれこれ交わしながら
ある見習いが 持病もちで
ときおり咳くんだ よろめくフライパンみたいな彼
震えながらオレンジしぼる
傷だらけのレコードは 日に焼けた彼の肌にチクリと刺す
今お座りになってる椅子は
彼の故郷の インドでつくられたもの
座り心地は 悪くもなく
椅子の話題で 熱く語り終わる頃には朝
他の客は一人もいない
マスターは特製の 目覚ましウォッカをご馳走してくれた
綿畑みたいなブルースと むせぶようなボロ靴で
遠い街を旅してる気分
壁にかかった レトロなギター
今度来たときに 弾かせてよって頼んだんだ
鳥が鳴いてる バスに乗る人
店を出てから ほんの少し酔ってる事に気付いた
トランクに想いを詰めて
二度と来ないこの街に 辺りを騒がす人達はもういない
|
|
|