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ひとり近江路
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作詞 やつふさ |
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比叡降ろしが 渡る川は
雪舟描く 墨絵の世界
ひとり訪ねた 近江路は
聴こえるはずない 琵琶の音(ね)が
安土山へと 呼んでいる
吹き抜ける 風に聞く
戦国武将の 夢のまた夢
花は咲いても 伊吹の山は
雪の白さが 目に滲みる
春のいぶきが そこまで来ても
かなえられない 私の願い
あなたの側で 暮らす夢
何処に流そう 琵琶の川
近江八幡 水の郷(さと)
水面に映る 私の影を
さざ波揺れて 消してゆく
水の葦原 小舟の私
かなわぬ恋と 知りながら
漕ぎ出す先は 沖の島
夢と消えてく 琵琶の音(ね)を
今宵聞く宿 ひとり近江路
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