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恋
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作詞 須藤 秋広 |
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6月の中間考査の憂鬱な頃
タイトなスケジュールで過ごしてる
部活帰りの海岸通り
広がる夜空照らす 夏の第三角形を
見上げながら 自転車を押している
だけど本当はきみを見ていた
季節移ろう中に在る夢見がちの心よ
翌朝「おはよう」のあいさつ代わりに
さりげなく渡されたカセットで
やっと気がついたんだ
他人(ひと)に影響与えるつもりが
いつのまにか逆転 ぼくのほうが
インスピレーション受けている
心潤すショートカットのきみが振り向いて
はにかむように微笑むと ぼくの心に刻まれる感情(おもい)
もしもぼくが 恋の対象(あいて)じゃなくても
きみはぼくの大切な人だから
あれから数年が過ぎ 大人になっていったぼくたち
きみには愛とは非なる気持ちに気付いていた
きっとそれは過去(かつて)の「蒼くて未熟な気持ち」
最近きみを”ぼくとは違う誰か”が幸せにしている、と
風の便りを受け取った
開かれてく未来への予感を胸に
きみからの卒業を決めた
あのとき、ぼくにもう少しだけ勇気があって
きみに「好き」だと打ち明けられたら
未来は違ったのかな?
嗚呼 容姿の似た「知らない誰か」に
擦れ違うたび きみの残像 重ねてしまうよ
(想い出の中で)
胸焦がすショートカットのきみが振り向いて
はにかむように微笑むと ぼくの心に刻まれる感情
たとえきみの恋の対象じゃなくても
きみはぼくの大切な人だから
あの頃から ずっと 胸の奥で
あなたはぼくの大切な人だから
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