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メモリ
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作詞 Rivell |
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雨、降り止まぬ
この季節がやってきた
君にサヨナラ告げたあの
唯一の選択を手にしたと
思い込んだ夕暮れ雨
傘は二つが良かった
濡れて帰ったあの瞬間
粒か涙か判らずに
ただ君だけが泣いていた
そう、その記憶は今も胸
何もかも忘れ去り、薄れて行く中にあって
君の表情(かお)がタトゥーのよう
剥がせば身体も共に
雨、降り止んで
夜の帳に舞い込んだ
一人泣き濡れたあの
メモリの一つを削除して
けじめと思い込んだ闇
せめて残せば良かった
君から返ったあのメール
ゴミかホコリか判らない
無意味な中身に掻き消された
そう、その選択を今も尚
手の中から捨て去り、薄れて行くモノ抱き締めて
君の輪郭(かお)を縁取るよう
撫でれば涙も共に
忘れていた梅雨の時
忘れ始めた君の顔
忘れられないこの思い
メモリのように簡単に、
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