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居酒屋
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作詞 アキ ヤマト |
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1.
その居酒屋は 長い坂道をのぼりつめた 一軒家
夕暮れどきの 風が過ぎれば 男たちがドアを開く
赤茶色の安酒に なくした優しい言葉や
今は想い出だけの女を むなしく 映している
懐かしいヴァイオリン弾きの 姿も今はなく
居酒屋は寂しい夢だけを ひっそりと ひっそりと
抱いている
2.
長い髪にいつもバラを指し 窓への椅子にすわり
海を見ていたあの少女が 死んだのはいつだったか
めくるめく想い出も ほろ酔いの胸に埋めて
生きることのヘタな男たちに 明日(あした)は 来ない
錆びかけた鍵穴をすり抜けて 男たちの人生が
遠い海の 彼方までも 漂って 漂って
いけばいい
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