|
|
|
葉桜
|
作詞 哀流 |
|
五月の病に花も散り
憂鬱な日々にうなだれる
君は其処から動けないらしい
四月の薫りも夢と知り
単調な風に吹かれてる
君はどうやら笑えないらしい
日陰に心を隠すなら
いっそ泣いてしまえばいい
湿った空気を帯びたなら
梅雨も近づく涙雨
葉桜 濡れてもなお美しく
蕾のままで春を待て
その凛とした姿には
笑顔の花が似合うから
いつかの涙に何処か似た
六月の雨に打たれてる
今も其処から動けないのかい
芽吹の季節に思い馳せ
七月の蝉に囃される
君はそれでも挫けないでいて
真夏の日差しに疲れたら
少し此処で休むといい
乾いた心に沁みるのは
秋のぬくもり 茜空
葉桜 暮れてもなお美しく
夕日の色に染まりゆく
あの花と似た赤い空
未来の君を映してる
ある朝
きっと気づくだろう
冷たく感じたあの日々も
空を見上げたあの時も
春に花咲く君のため
今を掴んだ君のため
葉桜 眩いほど美しく
夢見た様に咲き誇れ
この春の風受け止めて
枝垂れるほどの鮮やかさ
葉桜 今でもなお美しく
季節も忘れ咲き誇る
その凛とした姿には
笑顔の花が似合うから...
|
|
|