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夕凪
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作詞 哀流 |
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海岸線 カモメが鳴いて
君は笑う 絵画のように
夕暮れ時 冷えてきたから
もう帰ろうって手を引いた
風の強い 海辺の町で
君の長い 髪は揺れてた
波打ち際 裸足で戯れて
気づけばまた 茜の空だ
そうやって いつも僕ら
手を繋いで 歩いてたのに
泣きながら さよならって
言った君は 走り出したの
夕凪 僕のこころのなか
無数の疑問符が宙を舞う
君の手 離れていく様を
呆然立ち尽くし眺めてた
忘れた頃 カモメが鳴いて
今日の様に 思い出すんだ
明け方まで 眠れないから
朝焼けさえ 瞼を焦がす
強がりの ひとつぐらい
今だったら 言ってやるのに
もう平気 悲しくない
僕が悪い? …涙流して
夕闇 僕のこころのなか
確かな思い出が光ってる
君の瞳 映していたものは
鮮明オレンジの空と海
微かに潮の匂いが染みる
西向きの角部屋
溢れ出る君も惜別の情も
窓を閉めれば落ち着くかな
夕風 僕のこころのなか
最後に吹き荒れて掻き乱す
僕の手 抱えていたものを
哀色暮れなずむ誰そ彼へ
夕凪 君のいない海は
カモメも穏やかに空を行く
僕の瞳 映し出した色は
純情コバルトの"愛してた"
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