|
|
|
12月の蛍
|
作詞 能面 |
|
表通りを彩る 電飾に見とれる事もなく
穴ぐらで 愛とおぼしき 独白をしようか
こんな湿気ったシャワーで 洗い流せる夢ならば
排水溝の渦の中で 今も捩れている 声と声
あなたのタイミングで始めたら
私のタイミングで終えさせて
私のタイミングで始めたら
あなたのタイミングで終わらせていいのよ
映画を見てた すすけた部屋のベッドで
旅客機 落ちていく 生き残っただけの二人だったら
こんな苦い愛撫で 取り戻せる夢ならば
岸の見えない海の上で 今も軋んでいる 声と声
あなたのタイミングで始めたら
私のタイミングで終えさせて
私のタイミングで始めたら
あなたのタイミングで終わらせていいの
全部
窓に指で 書き置いた文字 ちらつく雪が見える
|
|
|