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夏日時計
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作詞 クロナ |
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「今日は外へ行こうか」 誘う君が無邪気に笑う
「木陰で寝るのもいいよ」 指す時計の針に戸惑う
手を引かれていつも遊ぶ小路 バランス取るのもやっとで
目を伏せただけの視界は 眩しすぎて目を瞑る
「どうしたの?」「何でもない」零れるアイス尻目に
「早く食べようよ」「そうだね」気にしないふり
願う事諦めて閉じ込めた未来を
優しく肯定今はできなくて
二度と進まない過去に影を合わせ
止めた感情は半影のまま そう
夕暮れまでの無垢な日時計の夢は
現にはもう无い木々の幻想で
思い出したくなくて ふざけあっていたくて
それでも残響する 二人の時間と声
今も 覚えてる これからは…? どうだろうな…
「雨の日を待とうよ」 澄ました顔寂しそうで
「雨の音聞いていたいな」 服の端掴んで言わないで
「眠りたい?」「まだ平気」 そっと頭撫でて
「まだそばにいて」「そうだな」 今も昔も
刹那に描いた理想は色褪せていて
進んだ感覚は水面にある まだ
朝焼けまでの虚空な約束は
白と黒と灰だけの世界のまま
昔も 覚えてる いつまでも…? いつだろうな…
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