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ミルクレープ
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作詞 LonZ |
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あの人はきっと戻ってきても
その面影を背負っていて
髪が白く皺が増えても
私の目には敵わないでしょう
振り返ることは一度もせずに
置いてきぼりの影たちが
私の中で暴れていて
帰りを待てずに嘆いている
喫茶店のミルクレープも
あの人の手の温もりも
あの人が忘れたとしても
私は忘れられないよ
この鮮やかな茜空
海を越えてあの人の所へ
同じように心を震わせ
私の元へ戻ってきて
いつか約束をしたんだ
言葉の幾つかは忘れたけど
私は待ってていいんでしょう?
あなたは覚えていますか?
時が経てば経つほどに
愛おしさは幾重にも重なり
目頭を刺す寂しさも
雪のように積もっていく
星の囁き聞こえそうな
凍え切った寒空見上げた
あなたを映すお月様
悲しそうに見えた
彼方へ続く夜の宇宙(そら)
銀河を抜けてあなたの所へ
凍えた夜に温もり届けて
私の元へ戻ってきて
星の囁きは雨になれずに
淀んだ空気を少し揺らした
何度も何度も揺らしたら
いつかあなたに届くのでしょうか?
この鮮やかな茜空
海を越えてあなたの所へ
同じようにこころを震わせ
私の元へ戻ってきて
あなたの故郷に帰ってきて
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