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1月
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作詞 麻詩絽 |
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こたつの上のミカンと
こたつの中の猫と足
ミカンの白いスジ取りながら年明けのマラソン見て頑張れ遅いぞって偉そうに言う
チンと鳴ったレンジから
ベタッと皿に伸びた白い餅
きな粉ですか醤油ですかあんこですか ノンノンそのまま食うのがプロですたい
ヘイユーヘイユー
あけましておめでとう
今年は絶対遊ぼうな
今年は絶対温泉行こな
「絶対」付くやつ大抵しない
ヘイユーヘイユー
あけましておめでとう
福袋の中身が大外れ
福引きバスソルトかティッシュ
でもそれが一番面白いんだろ
毎年少しずつ変わってく親戚達と
増えて行く小さな命達と
未だにドンと胸を張れない僕
毎年気を遣われて夜に泣きたくなる
ヘイ僕 ヘイ僕
あけましておめでとう
今年は何か爪痕残せそうかい?
今年は彼女出来そうかい?
まだまだ続きそうな暗い道に殴って穴開けて今すぐ光を掴んでしまおうか そんなに甘くない?
チンと鳴ったレンジからミカン
こたつの中に白い餅
マラソン走者が走るの止めた
福袋と福引きが大当たり
母ちゃんの白髪が増えて
親父の威厳が消え失せた
親戚が結婚した子供ができた
僕はそのままだ そのままだ
きっと来年もそのままだ
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