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桜歌
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作詞 涼咲 |
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淡い桃色の花
見上げたあの日の思い出を
あなたはもうきっと思い出すこともないでしょう
そして通り過ぎるのだろう
愛するあのひとと寄り添いながら
私のこの心
拾い上げることもなく
分かってたはずだったのに
あなたのその心
甘い蜜を求めるきまぐれな蝶々のように
最後はゆらゆらと離れてゆくことを
分かってたはずなのに
あなたに恋をした
いつか世界が終わるのならば
すべての過去は無駄だというの?
恋し、愛したこの心
桃色に震えるこの心
きっと永久(とわ)に孤独のままね
あなたの時計の針はきらめきながら進んでいる
私を魅了して置き去りにしたままで
景色が移ろいでもあなたに止められた私の
時計の針はもう動いてはくれないの
分かってたはずだったのに
あなたに恋をして
分かってたはずなのに
あなたは去ってゆき
分かってたはずなのに
この結末にあふれる涙
いつか来る別れのことは最初から知っていた
あの日感じたあの幸せは
今日も今日もやってこないの?
恋し、愛したこのこの心
儚く散りゆくこの心
きっと永久に悲しみのなか
ああ、
それでも私は願う
いつかいつかいつかまたあなたとの未来というものを
いつかいつかいつの日かあなたの微笑みに抱きしめられたい
だからだから
待ち続けようこの桜のもとで
桜のようなこの心
舞わせていつかいつの日か
あなたを包めるよに
桃色の舞い散る私のこの心
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