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ニヒル
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作詞 ニコル |
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触れたら音もなく消えた まだ確かめられてないのに
鏡の前でにらめっこ 届かない場所でじたばた
目で見えるものの値打ち 一人に一つずつの命
根っこは変わらないもの 天秤に掛けりゃ測れる
心臓叩いて意気込んだ 大口叩いて粋がった
騒ぐ他人を盗み見た 意外とマシな生き方してんな
出来るだけ楽して終わりたい みんな考えていることだろう
わざわざ律儀に良い人ぶっても 損と得を学ぶだけだろう
他力本願で生きるなら 人の出方なんて気にならないだろう
別にズルなんてこともないだろう 誰もがやってることだろう
興味が湧いて手を伸ばした 触れたら意味もなく避けた
鏡の前で作り笑い 道化を演じて何になる
雑踏が垂れ流した噂 目立ちたがりの馬鹿の仕業
人は皆同じもの 背でも比べりゃ分かること
眉間にシワ寄せて悪ぶった 色んな苦難を知った顔
うるさい人混み盗み聞き こんなに面白い話とは
誰が見てたって気にしない 俺は俺でお前らはお前ら
良い人じゃなくても俺には損がない 得が出来たらそれでいい
一生懸命を笑うなら 自分の生き方だって笑えるだろう
全く別のものだったとしても 世の中全て笑い飛ばせるだろう
花を摘まんで引き抜いた 綺麗な姿に見とれた
同時に芽生える妬み嫉み たかが花がどうして
当たり前が愛しいと言う ありふれた日々でいいと言う
いわゆる凡人の負け惜しみ これほどまで美しい
現実と理想は違うもの 夢を見たまま歩けば怪我する
当たり前のことしか言えない ありふれた生き方しか出来ない
一生懸命を笑うなら 始めから悔やんだりしないだろう
終わりまでずっとそうしてろ 世界はただ生き続ける
現実と理想を重ねよう ひょっとしたら似たとこがあるかも
触れてないのに急に現れた 期待したのとは少し違う
他力本願で生きるなら 自分の足で立つことはないだろう
まだ始まってさえもいないよ 胸を張って大口叩いてみせろ
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