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ノスタルジック
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作詞 eclair |
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遠い記憶
それはもう戻らない日々
でも何でかな
立ち止まって仰いだ空に
土砂降りの中の水溜りに
雲一つ無い青空に
白い息とオレンジ色をした夕焼けに
それらを皆
覚えてる気がしたんだよ
もう色んな事忘れちゃったね
考え過ぎちゃう事は多くなったね
大きい夢とか語る事が
なぜか恥ずかしくもなった
変わっていく自分が怖くて
必死に何かを探したんだよ
自分が自分で在るための何かを
夢の終わりはあっけなかった
あの心の熱さを覚えていますか?
涙と共に消えてしまった想いは
まだその胸の中に在るんでしょう
だってあなたはまだ必死で
忘れたハズの涙を
消えてしまったハズの夢を
取り戻そうとした
とりあえず前を向けば
変わる気がした
そうでもしなきゃ息が出来なかった
今にも泣き出しそうな灰色の空
黙ったままの約束
言えなかった言葉
何気ないあの日々が、今はこんなに
止まった時計を自分の手で動かす
生きるとはそういうものだと
誰かが誰かに言っていたテレビの中
もう少し素直に生きていただろうか
汗を拭いながら夕焼けを見た
あの日の誰かさんは
遠い記憶
それは昨日の事のような
さっきの事のような
こう思い返す今だってもう過去だ
空は泣いて笑うよ
風は通り過ぎるよ
そう、何事も無かったように
月と太陽が代わる代わる
世界を照らすよ
僕の涙なんか、関係無いみたいに
それでも
前に進まなくちゃいけなくて
時は足を止めようとはしない
でも僕を置いてけぼりにも
してはくれない
叫んだ声も、掻き鳴らした音も
全部置き去りにして行くのに
あの日の僕が手を差し出す
それを丁寧に断った
もう戻れないから
忘れちゃった景色は
またこうして思い出すんだろう
何度も何度も繰り返して
そうやって繋いで行くんだろう
あの日の僕に手を振った
もう会えないね、さよならだよ
次は僕が進む番なんだ
また忘れちゃうこの景色と共に
新しい景色を見に行こう
まだ見ぬ僕に、会いに行こう
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