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冬の桜
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作詞 黒崎家百合丸 |
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窓に咲く雪は 溶けてなほ哀し
こんな冬の夜は 貴方がなほ恋し
二人出逢つた彼の刻の 時計台を想ひ出す
キンコンカンと鳴つた頃 私と貴方は掬ばれた
あゝ若しも願ひが叶ふなら 冬の桜を観てみたひ
又何時か想ひ出に 成りさうだから
あゝ攻めてもの願ひだけど 此の手に桜を乗つけて欲しひ
此の花弁は大事に大事に 取つて置きたひから
びくで揺れる金魚は 何時も依り少し淋し
彼の夏の夜は 貴方の笑顔が眩し
二人寄り添ひ眺めてた 七色花火を想ひ出す
ドンパンパンと咲いた頃 私と貴方は掬ばれた
あゝ若しも願ひが叶ふなら 貴方にも一度抱かれたひ
又貴方との想ひ出を 忘れたくなひから
あゝ攻めてもの願ひだけど 夢をも一個造りたひ
夢一つ叶えた後の夜 満足出来なひから
あゝ若しも我が侭叶ふなら 貴方もろとも昇りたひ
だつて一人じや淋しくて 落つてしまひさうだから
あゝ若しも願ひが叶ふなら 冬の桜を観てみたひ
又何時か想ひ出に 成りさうだから
あゝ攻めてもの願ひだけど 此の手に桜を乗つけて欲しひ
此の花弁は大事に大事に 取つて置きたひから
あゝ若しも願ひが叶ふなら 貴方にも一度抱かれたひ
又貴方との想ひ出を 忘れたくなひから
あゝ攻めてもの願ひだけど の桜
夢をも一個造りたひ
夢一つ叶えた後の夜 満足出来なひから
又貴方と一緒に ずつと居たひから
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