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哀鍵
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作詞 陽凪乃 |
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広くもない少し散らかった部屋
音の響く彼の部屋
私の大好きな人の帰る場所
でも鍵は三本あるの
きっと一つはこの部屋の
きっと二つ目は彼の故郷
きっと三つ目は彼が愛した人の家
私は知らないフリをして
今日も明日も此処に帰る
おかえりって笑うあなたに
ホッとして胸が痛い
ねぇあなたは今でも
その人を愛しているよね
あなたの血を分けたその子を
忘れられる筈もないよね
それでも今日も
あなたは私におやすみって
言うんだね
もっと早く
あなたを見つけたかった私は
まるで前世からの知り合いみたいで
来世であなたを見つけたい私を
あなたは今日も気付かない
あなたが欲しいものは
何ですか?なんだろうな
私にくれたこの部屋の鍵
どんな意味だったらいいのかな
ねぇ私今日も此処に帰って
ただいまって言っていいのかな
あなたを待つ私は
あなたを待つ誰かの幸せを
横取りしてはいませんか?
あなたを待つ誰かに
寂しい想いをさせていませんか?
一人は辛い私に
独りは楽しいなんてあなた
言うけれど
三つ目の鍵を大切に持ってる
あなたは独りじゃないよ
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