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静かな砂漠
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作詞 李乃 |
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長く 遠く 歩んできた そこはまるで砂漠のようで
歩みの後は静かに風が巻き上げていく
これはそうか またどこかの誰かの元へ
知らせとして運んで行くのだろう
月が照らす世界で1人 誰も彼も皆冷えないように
そっと消えていく事にしよう 時間は両手から零れ落ちる
揺れる花を君にあげよう 美しさを思い出せるように
星空の一つを君にあげよう また輝いていられるように
小さくか弱い声だけど君はたくさんの物をくれた
それを手に少し涙して またもう少しだけ旅をする
永く 短く 歩んできた そこはまるで砂漠のようで
静まり返った風景がまた一層淋しさを掻き立てる
月が照らす世界で1人 誰も彼も皆冷えないように
そっと消えていく事にしよう 時間は両手から零れ落ちる
暖かな陽射しを君にあげよう 柔らかく笑っていられるように
大きな川を君にあげよう もうこれ以上泣かないように
小さくか弱い声だけど君はたくさんの物をくれた
それを手に少し涙して またもう少しだけ旅をする
月が照らす世界で1人 誰も彼も皆泣かないように
そっと消えていく事にしよう 時間はもう残ってはいない
何も君にあげられない 君が思い出してしまうから
何も君にあげられない また君が泣いてしまうから
たくさんの物を手に消え去る卑怯者だと言ってくれ
そして忘れて笑っていてくれ
綺麗な虹を君にあげよう これが全身全霊の愛だから
それが消えた頃には君は君として歩み出してほしい
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