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死神 雪江御前
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| 作詞 kojiro |
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ある日 死神に会った
彼女の名は 豊臣 雪江御前
17歳の女の子
同い年の子 さがしていたと 彼女は言う
俺は 今朝 バイクに撥ねられたらしい
あなたの 肉体くれたら
三つのお願い 叶えましょう
雪江御前は 天使みたいなこと言った
痛みも何も感じてない お調子者の俺は
楽しくなって 考えた
俺の遺体につきっきりで 涙ポロポロの父に
新しい恋人 作ってやって
母は小さい頃 出て行って俺は母というもの知らない
しばらくして 父のとなりには 綺麗なひとが 寄り添ってた
二つ目のお願い
初恋のひとに さよならすること
教室の 俺の机には花が飾られてた
斜めうしろの席のひと
首に手を回して 恐る恐るキスした
唇ふれたとき 奇妙な顔してた
俺の涙 机に落ちた
それを不思議そうに眺めて 指で拭いてた
最後のお願い
生き返らせてくれ！
それはできません 私が その肉体に入るのです
それじゃ 三つ目は 当分なしだと 死神困らせる
雪江御前 困り果てて 俺を生き返らせてくれた
目覚めたら バイクで撥ねられ 足怪我してた
バイク少女 見舞いに来た
その顔 まさしく 雪江御前
彼女が バイク少女の どんな願い事 きいたのか
俺は知らない
いつか きっと 聞き出してやる
家族になった 天使もどきに
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