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君の隣
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作詞 美雨、 |
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大雑把に巻かれた
紺色のマフラーに落ちては静かに消えてゆく
小さな小さな粉雪を
あなたの右後ろから眺めているのが好きでした
いつもより少し賑わう街と
イルミネーションに照らされる二人
吐き出す息は真っ白で冷たくって
まるで あなたを想う私の心のようで
恋人だって胸を張って幸せそうに
あなたの真横をたくさんの人ごみのなか
歩けたら あぁ どんなに良いだろう
後ろ側 俯いて歩く私でも
すれ違う人たちから見たら
あなたに愛されている女の子に見えるのかな
何度も季節を超えたけれど
いつまで経ってもあなたの特別なんかにはなれなくって
それでも私が見つめる度に微笑み返してくれる
あなたが変わらずいるだけで
私はこの場所にいる意味を見出せる
世界が夜へと染まってゆく瞬間
私はいつもあなたを想っています
計り知れない想いと裏腹に
募ってゆくひとりよがり
あなたのそばにいられたら
それだけでいいだなんて
あなたの声になびく風が
私の鼻を掠めて通り過ぎていく
気持ち隠した笑顔の奥の
心のいちばん端っこを
その瞳(め)で 見透かされてしまいそうで
なんだか怖いな
いつか終わりが来るのかな
今日も街は白く染まって
私はあなたを待っている
肌を刺す冷たい風
消えない想い
溢れる言葉
全てを飲み込んで
あなたの右後ろ 幸せ噛み締めて
今日も歩いてる
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