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魔ノ独藥
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作詞 Dual Love Vanek |
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陽のヒカリが無くなり
叉いつもの夜が訪れる
そして再びやってくる孤独
周りには誰も居なくなる魔ノ時間
僕の孤々心(こころ)の隙間を埋めてくれるモノ
魔ノ独藥と云う名の自傷(クスリ)
はぁ…はぁ…はぁ…
息が荒くなって逝く
何も考えられなくなって逝く
痛くて…でも何故か愛しくて……
広がっていく傷跡
視る度に触れる度に
自分の存在を感じるコトができた
此の歪な傷だけが傍に居てくれる
消えて終わぬように
無くなって終わぬように
何度も何度も痕を付けた
手首から流れる赤い熱い液体
魔ノ独藥こそが僕の心臓
だんだんエスカレートしていった
止めることも抑えるコトも出来ない
傷が在ってこそ存在してる、なのに
只の傷みに変わって逝った
はぁ…はぁ…はぁ…
呼吸が遠退いて逝く
目の前が何も視えなくなって逝く
痛い……愛しくもなくなった傷み…
何故今夜はこんなにも痛いの?
身体が限界を告げている
…僕もう駄目かもしれないなあ
此の歪な傷だけが傍に居てくれる
消えて終わぬように
無くなって終わぬように
何度も何度も痕を付けた
手首から流れる赤い熱い液体
魔ノ独藥こそが僕の心臓
瞳(め)を開くと病院に居た
心配して泣き崩れる家族達
僕何かした?哀しませるようなコトした?
僕は…僕は只生きてる証が欲しかっただけ……
大切な人の涙を視る為に
哀しむ表情を視る為にしたわけじゃないんだ
だからどうかお願い泣かないで…
此の歪な傷だけが傍に居てくれた
生を感じられるように
存在を実感できるように
何度も繰り返し自傷(クスリ)をやった
首筋から伝う赤黒い冷たい液体
魔ノ独藥こそが僕の心臓…だったのに……
此の歪な傷が大切な人々を哀しませた
存在の証が欲しくて欲しくて
気づいたら自分を喪いそうで
何度も何度も痕を付けてきた
僕の孤独を埋めてくれた魔ノ独藥
脱け出せない僕を嘲笑い
自暴自棄に襲われる日々
繰り返された自傷(クスリ)の日々
赤く熱くも冷たい液体
もう今後は視るコトもなくなるから安心して?
魔ノ独藥こそが僕を苦しめるモノになった
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