|
|
|
海辺のテラス
|
作詞 くろちゃん |
|
何年ぶりになるんだろう
こうして海を見ている
白い椅子にもたれて
寄せる波を見ている
いつものとおり言葉もなく
きみの話に頷くだけの
おなじ時間がただ過ぎるけど
波の音だけが新しい
いつか年老いて
都会の海に泳ぎ疲れたら
またこの椅子にすわって
語り合おう思い出を
夕陽は水平線に溶けて
飲みかけのソーダを染める
キラキラと光の泡が
小さな海をつくる
いつか年老いて
しわくちゃの笑顔に深く
刻み込んだ若き日々
日焼けした思い出よ
いつか年老いて
都会の海に泳ぎ疲れたら
またこの椅子にすわって
語り合おう思い出を
もう海辺の小さな駅から
都会へとすべる電車の時刻
またいつか来よう二人の海に
さようならを小さく告げて
|
|
|